天狗ヶ城朝駆け

 12月中旬に坐骨神経痛になり歩けない状態になった。それも何とか20日程度で回復し今年の初登山へ天狗ヶ城へ朝駆けを計画する。山友のKさんからお誘いがあり合計4名での登山となる。

 2時過ぎに牧ノ戸登山口を出発。気温はマイナス5℃で風も無く空は雲もなく満月の中に星が輝いている。

 沓掛山に着き1回目の撮影タイムとする。残念ながら霧氷は無いが満月に照らされた三俣山と星生山がうっすらと雪を被り美しい。数枚カメラに収め山頂を後にして御池を目指す。

 登山道は寒波が続いているためか雪が残っていて歩きやすいが霧氷が殆ど無くて味気ない山歩きとなる。

 

 星生崎下の定点ポイントで何とか樹氷を探しそれを入れて撮影を行なうが月明かりで思うように撮影が出来ない。同行のNさんは先に行ってもらい久住山避難小屋で待ち合わせとしているため撮影を早々に切り上げて小屋に向かう。小屋に待機していると前後していた今回のメンバーが全員揃ったため御池経由で天狗ヶ城へ向かうことにする。御池に着いて全面凍結した御池と満月をセットにして撮影タイムに入る。この時の構図はいつものことだが思うように撮影できず四苦八苦の繰り返しだ。夢中になっていると夜明けが近づき天狗ヶ城がうっすらと赤みを帯びてきたため慌てて釣り尾根に上がり山頂を目指す。

 山頂に着くと10名近い登山者がいて空はピーカンだが北と東に雲海が流れている。何とか良い写真が撮れそうだ。今回は日の出より裏焼けに満月が入りビ-ナスベルトに魅了されてしまった。

 天狗ヶ城は期待外れの霧氷だったが良い天気に恵まれ最高の朝駆けとなった。