新年 天狗ヶ城朝駆け

 

  くじゅうの新年登山に天狗ケ城へ朝駆けを計画する。

 7日夜に自宅を出発しくじゅうに向かう。長者原に着いて空を見上げると満天の星で天気予報どおり絶好の朝駆けになりそうだ。

 九重ヒュッテで仮眠後、牧ノ戸登山口を3時40分に出発。気温はマイナス6℃、登山道は夜の冷え込みでアイスバーン状態になってアイゼンが利いて歩きやすい。木々に霧氷は無く味気ない風景となっている。

 西千里ヶ浜に入り星生山南斜面を確認すると雪が見当たらない。この状態だと山頂からの雪景色は期待できそうにない。

 久住山避難小屋をスルーして御池に向かう。御池に着いて星空の撮影を考えるが時間を考えてそのまま天狗ケ城に足を進める。

 6時に登頂すると人の姿は無く一番乗りとなった。防寒対策を行い撮影準備を行うがピーカン状態で贅沢だが日の出の楽しさは期待できない。山頂から回りを見渡すとほとんど雪が無く遠目に星生山北斜面だけ何とか雪化粧している。

 7時を過ぎて日の出方面は地平線に薄雲が張り出している。その上は空いているので何とか日の出は拝めそうだ。太陽が雲の切れ間から見えだしてから東の空の日の出と西の星生山のモルゲンロートが見事で忙しい撮影タイムとなった。結果として思っていた以上に良い光景を見せてくれた天狗ケ城の朝駆けとなった。

 夜は九重ヒュッテでご主人を含め少人数で新年会を行い2022年の登山開幕を祝った。今年もくじゅうの自然に思う存分浸りながら楽しみます。