扇ヶ鼻夕駆け

 今年最後のくじゅう登山を扇ヶ鼻夕駆けに決める。24日に仕事を終え帰宅後、相棒Sと基山PCで合流し九重ヒュッテに向かう。

 22時前にヒュッテに到着し温泉に入った後、3時まで仮眠をとる。仮眠後、空を見上げると曇天で朝駆けを諦める。

 

 目的を扇ヶ鼻への夕駆けに切り替えて、昼間はゆっくりヒュッテで過ごすことにする。天気予報を見ると昼からは晴天、また夜は星空となっているため夕駆けが期待できる状況になっている。

 

 昼食後、暫くして牧ノ戸登山口に向かうが空を見ると厚い雲に覆われて天気予報は当てにならないとつくづく実感する。

 

 14時20分に登山開始。沓掛山に着いて三俣山を見ると山頂が何とか望める状態で久住山方面の山々はガスで覆われている。西の空を眺めても雲の切れ間が無いため日の入りを拝める確率が低いことを覚悟しながら足を進める。汗をかかない様に歩いて16時に扇ヶ鼻に登頂する。山頂はガス混じりの北西の強風のため、東斜面の窪地で日の入りを待つことにする。

 17時を過ぎ日の入りに近づいても天候は全く変わらないため、諦めて下山することにする。扇ヶ鼻分岐に近づくと雲の下に湧蓋山が見え空が薄っすらと赤く染まっている。扇ヶ鼻山頂は相変わらずガスに覆われている。強風を受けながら何枚か写真を撮って暮れゆく扇ヶ鼻を後にした。

 

 下山して空を見上げると薄雲の中に星が見える。それから暫くすると薄雲が取れ満天の星空に変わった。くじゅうの神様は我々の今年最後の登山に悪戯をしました(泣)