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雪景色も終わり暫くグレーの世界に入り込む九重連山。そこで月の出が満月で日の入りがほぼ同時刻になる30日に扇ヶ鼻に夕駆けを計画する。丁度、扇ヶ鼻で月の出を待つと久住山山頂から満月が昇るため何とか絵になることを期待して昼前に自宅を出発する。
今回は、山仲間の来福さんをお誘いし2人での夕駆けとなる。13時30分過ぎに牧ノ戸駐車場に着くと思ったより車が少なく楽に駐車スペースを確保する。気温は20℃を超え天気は少し雲があるものの晴れ。
14時ジャストに登山開始。1か月前にアイゼンを付けて登った登山道はアスファルトがむき出しでこれから秋まではこの状態かと思うとうんざりする。東屋の休憩場所でマンサクを撮影するため、その場所に行くと一番良いポイントのマンサクは既に終わっている。この場所を諦め目的地を沓掛山に切り替える。山頂に到着すると見頃のマンサクが出迎えてくれた。ここで暫く撮影タイムとする。満足したところで扇ヶ鼻に足を向ける。写真を撮りながらのんびり登ったため16時20分に扇ヶ鼻に登頂、月の出まで2時間ある。月の出・日の入りまで冷たい西風を避けながらぶらぶらして過ごす。空を見上げると薄雲が広がっていて月が出てくれるか心配になる。そのうちに月の出時刻になると上空の雲が無くなり安心する。
日の入り近くになって阿蘇方面を眺めると阿蘇山・根子岳が霞んでほとんど見えない。このため日の入りの写真は撃沈となった。18時35分、久住山山頂にうっすらと満月が現れた。その満月が徐々に赤く染まって行く。月の入りには見かける光景だが月の出では初めて見る赤い月、幸運に恵まれた。これから約30分間思う存分月と久住山群の撮影を楽しんだ。くじゅうの神様に素晴らしい光景を見せていただき感謝!!翌日は仕事のため、下山予定の19時を過ぎたため月明かりの中ルンルン気分で下山した。
※写真:久住山山頂に薄っすらと満月が現れる
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