天狗ケ城朝駆け

 

 7月の新月期になりくじゅうへ朝駆けを計画するが 予定していた3日の日曜日は天気が悪い予報となっている。このため天気が良さそうな金曜日に仕事から帰宅してくじゅうへ向かうことにする。

 22時30分頃、牧ノ戸登山口に着くと満点の星空で天の川がハッキリ確認できる。このため仮眠を諦めて登山準備を済ませ22時50分にスタート。気温は肌寒く感じるが初夏の登山としては最高の条件となった。沓掛山までの急登も星空のためか苦にならない。

 沓掛山山頂で最初の天の川の撮影を行うが、私としては今年一番の天の川が姿を見せている。心地よい南風を受けながら御池に足を進める。久住山避難小屋に着くと南に天の川が立っている。先を急ぎたいがここで久住町の街明かりを入れて天の川の撮影を急いで行う。

 避難小屋をスルーして御池に向かうが強めの風が吹いているため狙っている御池での天の川のリフレクションは期待できない。御池に着き湖面を確認すると残念だが思っていたとおり波立っている。時計と逆回りで天の川の撮影ポイントを探すことにする。

 やっと撮影ポイントを決めるが風が強く湖面への星の映り込みは期待外れとなった。寒い中3時間ほどツェルトを被り風を避けながら待機したがリフレの撮影は撃沈となった。

 日の出前になり天狗ケ城に登頂すると数名の登山者がカメラを構えている。早速、撮影準備を済ませ日の出方面を確認すると上空に良い雲が流れてきて絵になる光景が現われてきた。また日の出と同時に星生山上空に筋雲がピンク色に染まり素晴らしい姿を見せてくれている。

 今回は徹夜での登山となったがそれに応えてくれたくじゅうの神様に感謝!!の朝駆けとなった。