久住山夕駆け

 今月のくじゅうは、元旦および7日とも雪が無い冬らしくない山行となった。そこで今月中旬以降で唯一21日だけが空いているため週間天気予報と睨めっこしながら20日夕方に夕駆けに決める。そこで夕駆けの下山は寂しいため相棒のSを誘ってくじゅうに向かう。9時30分に家を出発し、基山PAで10時に待ち合わせ。12時過ぎに牧ノ戸駐車場に到着すると駐車場は満車の状態でやっと南側上段に駐車スペースを確保した。駐車場は雪で覆われていて久し振りの銀世界と言った感じで気温は▲5℃…風が無く寒さも感じず心も和む。

 12時45分に登山開始。直後に朝駆けの登山者に状況を聞くと日の出は撃沈だったとのこと。やはり夕駆けの判断が良かったかな?と心の中で喜ぶ。沓掛山の定点ポイントで最初の撮影タイムを行なう。三俣山に少し雲がかかっているが雪景色が美しい。

 扇ヶ鼻分岐の少し手前で下山者に声を掛けられ顔を見るとラリーグラスの貞苅店長だ。今日は店のイベントで中岳登山と御池渡りを終え下山中だった。仕事とは言え沢山の参加者を案内するのは大変なことだとつくづく思う。店長と挨拶を終え歩き出すと又声を掛けられ見上げると米cyanが下りてきた。「のぼろ」の取材の帰りとのこと。あの細い体で元気やな~といつも感心する。

 扇ヶ鼻分岐を過ぎ西千里ヶ浜から星生山を見上げると南斜面は雪が少なく日の入りの撮影ポイントになりそうも無いため諦める。そのまま足を進め星生崎直下の撮影ポイントで暫く時間を過ごす。落ち着いたところで久住山に向かう。上の台で撮影場所を探すがいいポイントが無いためそのまま山頂を目指す。尾根に上がったところで東尾根から暫く写真撮影を行なう。ここからの撮影は冬以外は絵にならないと思っているため360度撮影してみる。撮影を終え久住山に向かう。山頂に着くと西の空が異様な雰囲気を醸し出している。吉と出るか凶と出るかここ久住山山頂で日の入りを待つことにする。日の入りは見た目には素晴らしい景色だが写真に収めるには難しい結果になった。日が沈み南からの吹き上げが強くなったため17時50分に下山とした。下りは積雪もありアイゼンが利いて快適な歩行が出来て1時間40分弱で牧ノ戸登山口に着いた。下山すると気温は▲7℃で登山開始の気温と大差無くやっと冬らしいくじゅうの登山ができた。今日も素晴らしい風景に出会えくじゅうの神様に感謝!!

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