くじゅう朝駆け

【コース&タイム】

    牧ノ戸登山口(2:20)→沓掛山ノ肩(2:40)→扇ヶ鼻分岐(3:27)→久住山避難小屋(3:59-4:32 休憩・時間調整)→天狗ヶ城(4:55-5:53)→中岳(7:06-8:22 休憩・朝食)→稲星越(8:49)→鳴子山(9:59-10:24))→稲星山(11:34-11:52)→池の小屋(12:11)→久住山避難小屋(12:41)→扇ヶ鼻分岐(13:24)→沓掛山ノ肩(14:06)→牧ノ戸登山口(14:20)
【行動時間】 12時間00分

 翌日予定していたゴルフが急遽中止となり、くじゅうへ朝駆けをすることにした。天気は晴れの予報。前日20時過ぎに自宅を出発し、22時に牧ノ戸駐車場に到着。到着すると駐車場に車が全く無い。明日の朝駆けは自分だけの様だ。早速、1時30分まで就寝に就く。

 予定どおり起床し軽食を摂った後、車から出ると濃霧が取れていない。身支度を整え、天狗ヶ城へ向かう。濃霧のためか扇ヶ鼻分岐までいつもより7分程度時間がかかった。ここから先も霧で5~10m先が見えない。西千里ヶ浜を過ぎやっと久住山避難小屋へ4時に到着。ここで日の出までの時間調整と食事を摂る。

 4時30分前に小屋の外に出てみると久住山がハッキリ見える。あわててザックを背負い天狗ヶ城を目指す。久住分れで中岳方面を見ると三日月が出迎えている。それから5分程度歩いただろうか廻り一面また濃霧に覆われてしまった。気を落としながらも日の出時刻の5分前に天狗ヶ城に登頂。濃霧で展望が全く利かない。暫く霧が晴れるのを待つ。1時間待っても濃霧と強風が治まらないため中岳に向かうことにする。途中、中岳の直下で濃霧の中に太陽が薄っすらと現れたためここで20~30分程度写真撮影を行う。但し、太陽が細切れ状態で現れるため手間のかかる撮影となった。

 中岳に登頂。相変わらずガスって廻りは何も見えない。時々、御池方面に薄っすらとブロッケンが現れた。ここでも1時間辛抱強く霧が明けるのを待つ。すると時々一瞬霧が晴れるがすぐに霧に覆われ写真撮影もままならない。

 写真撮影を諦め、鳴子山へオオヤマレンゲを観に行くことにする。稲星越を過ぎ、途中、展望台から下を見るとオオヤマレンゲが咲いているのが分かる。登山道沿いのオオヤマレンゲを少しカメラに収めた後、とりあえず鳴子山を目指す。山頂に到着すると平日だと言うのに6名の登山者となった。こんなに賑わうのは今の時期だけだと皆で話し合った。落ち着いたところで引き返してオオヤマレンゲの撮影タイムとした。山の貴婦人と言われるだけあって優雅で惚れ惚れする姿だ。また、花の香りも良い。写真撮影も満足したところで今度は稲星山へ向かう。

 稲星山頂へ到着。雲はあるがやっとくじゅう山群が眺望できる様になった。記念撮影後、久住山に向かうつもりでいたら御池付近にミヤマキリシマのピンク色が見えるため御池経由で下山することにする。御池に着くと天狗ヶ城直下の池の淵にミヤマキリシマが咲き誇っていた。絵になる光景だ。満足したところで下山することにして星生山付近のミヤマキリシマを撮影しながら一日を締めくくった。

 今日は、登山開始から濃霧に覆われたが日頃撮影することが出来ない珍しい風景写真が撮れた貴重な登山となった。

霧中の輝き
霧中の輝き
一瞬の風景(天狗ヶ城)
一瞬の風景(天狗ヶ城)
雲湧く中岳
雲湧く中岳
オオヤマレンゲ
オオヤマレンゲ